このページは動作していません

何が起こったのか

すこし前になるが,このWebをいじっていて,あるページに移動しようとしてクリックすると,下記の表示が出て移動できないことがあった。

「このページは動作していません。××でリダイレクトが繰り返し行われました。クッキーを消去してみてください。ERR_TOO_MANY_REDIRECTS」。

何てことだ。そこでクッキーを消去してみたが事態は変わらない。そのときはそのページはあまり利用しないので放っておき,その後削除したかもしれない。

ところがこの土日に「法と弁護士業務」に関する記事を「弁護士の仕事を知る」にまとめようと思い,あれこれメニューをいじり,記事を移動しているうちに,ふと気が付くと(移動した(これも後で気がついたが))「分野別法律問題の手引」「新しい法律問題」「法を問題解決と創造に活かす」に上記の問題が発生してしまった。これらはハブになるページだから放っておくわけにもいかない。すこし,ググってみたが,それらの記事をみても何をどうすればいいかわからない(もちろんクッキーは消去してみた。ほとんどは,WordPress.orgの問題のようだ。)。

パーマネントリンク

ところでググったある記事に,設定の「パーマリンク設定」の「変更を保存」をクリックしてみればいいとあったので,クリックしてみたが,もちろん何も起こらない。私の「パーマリンク設定」は日本語にしたままなので,URLになると長い記号となり,見たくもない領域なので,くわばらくわばら。

だがしばらくして,ふと,私がしたことは記事の移動である,そうするとそれによってリンクがおかしくなり,リダイレクト(無限ループ)がおこった可能性があるなあという思いがしてきた。そこでこわごわと,問題となる記事のパーマリンクの編集で,その記事の題名を書き換えてみた。

これなんだ。うまくいった。下位メニューもちゃんと書き換えられている。さすがコンピューターだ。これで問題解決。つかれるなあー。

ところで,Wordpress.comは,決して安くない有料サービスなのに,英語でしか問い合わせできないとはどういうことだ。このままでは仕方がないので,うまくいかなかった場合は,英語で問い合わせるしかないと,更に暗くなっていた私であった。

デジタル・トランスフォーメーションをめぐって

デジタル?トランスフォーメーション?

一昨日(2019年2月11日),たまたまボストン・コンサルティング・グループの「BCGが読む 経営の論点2019」(Amazonにリンク)に目を通したが,その「はじめに」の冒頭に「デジタルを中核に据え、経営を変える。バリューチェーンを再構築し、新たな成長機会を創る。デジタルによって既存事業を変革し、新規事業でイノベーションを生み出す。2019年は、そんな流れがますます加速する1年となるはずだ」とあり,「デジタル化がもたらす変化には,大きく3つの領域があると考えている。1つ目は,デジタル・トランスフォーメーション。顧客との新たな関係性を重視しながら,ものづくり,サプライチェーン,顧客接点,エコシステムなど,デジタルをテコとしてすべてを見直し,バリューチェーンを変革すること」(あとの二つは,「デジタル ベンチャー」と「組織における働き方の改革」)と続く。

私は,そのときまで「デジタル・トランスフォーメーション」という言葉を見たことはあったかもしれないが,意識したことはなく,古臭い「デジタル」という言葉も「こんなふうに使われるんだ,出世したなあ」と思ったのである。

ところで,1月末の高校の同窓会でたまたま横に座った友人に「最近,ITやAIについて,何かやってみたいと思っている」と話したところ,その友人に「Project DS DXの最新状況と近未来 これからの日本の進むべき方向」というイベントに誘われたので,昨日,出席してみた。

そこでは,最初から最後まで,「デジタル・トランスフォーメーション」という言葉が乱舞した。昨日の今日だからびっくりした。確かに「ITやAI」では少しピントがずれている。「デジタル」の方が,簡単でよさそうだ。

ところで,このイベントは,出席者は20数人という小さな会合で,ある損保グループでCDOを務める人の講演と質疑応答という内容だった。そのグループでは,これまでの「損保」では将来が見えないので,長年,シリコンバレーで,スタートアップを手掛けてきたその人がCDOに抜擢され,グループ全体を引っ張っているということだった。

具体的な内容は公開すべきではないと思うので,興味深かったことだけを二つ挙げよう。

興味深いこと

ひとつ目

ひとつ目は,デジタルのビジネスを行う上で重要なツールは,ひとつは,「デザイン思考」,もう一つは「アジャイル」だという指摘である。

「デザイン思考」は,私の視野に入っていたが,抽象的で本当に使えるかどうか分かりにくいねということで,1月に若いデザイナーの友人と「デザイン思考」の本を読んでみようと約束したので,早晩,読書会兼飲み会をしようと思っている。対象は,「クリエイティブ・マインドセット-想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法」(著者:デイヴィッド ケリー,トム ケリー)(Amazonにリンク)と,「デザイン思考が世界を変える」(著者:ティム・ブラウン)(Amazonにリンク)だ。「センスメイキング―本当に重要なものを見極める力」(著者:クリスチャン・マスビアウ)(Amazonにリンク)が「デザイン思考」を切り捨てているので,どんなもんだかと思っていた。実際に大学で試している「エンジニアのためのデザイン思考入門」(著者:東京工業大学エンジニアリングデザインプロジェクト)(Amazonにリンク)が肝になるか?

もう一つの「アジャイル」は,ソフト開発の手法だということで言葉だけ頭にあったが,「そうでない手法は?」と聞かれても「ウォーターフォール」は,言葉としては出てこなかった。

ふたつ目

興味深いことのふたつ目は,その損保グループでは,新しいデジタルのビジネスを行うために,数人ずつ,エンジニアとデザイナーを自前で雇用し,Googleの無償のAIを利用し,スピーディーな試行錯誤を繰り返して,短期間に欲しい「機能」を実装しているというのである。なるほど。

ただ,後ででてきた話であるが,経営陣のすべてがこのような試みを理解してくれるわけではないそうである(これは内緒)。

私は三つのことを考えた

余計なことだが,私が考えた三つのことを書いておこう。

ひとつ目

一つは,このようなデジタル・トランスフォーメーションの集いだとイケイケどんどんということになるのだが,ユーザーの立場からして,本当にそのようなものが必要なのだろうかと考えてしまう。知的好奇心は無限に膨れ上がるが,例えば健康についてどこまでデジタルが必要なのかは疑問である。これについては,上記書の「6 健康・予防領域で「稼ぐ」ために-成長領域なのに黒字化できない本当の理由」での指摘が参考になる。

ふたつ目

ふたつ目は,生活の「便利さ」なんてこれ以上どうでもいいのではないだろうかということである。特にIoTはサーバー攻撃の対象となって当面「便利」どころではないという気がするし,新しいAIの個々の様々な機能は目新しくて「便利」だとしても,総体として複雑なユーザーインターフェイスをもたらし,結局,ユーザーにストレスを与えるだけではないのか。

少し話はずれるが「ウォーターフォール」における「システム開発」が,発注者にも開発者にもトラブルをもたらすことが多かったが,「アジャイル」もその解消策にはならないようだ(上記書の「5 アジャイルの可能性と罠-組織のスピード、適応力、生産性向上にどう活用するか」参照)。

みっつ目

みっつ目は,上記したように,確かに私もデジタル・トランスフォーメーションについての「知的好奇心は無限に膨れ上がる」が,それは人の理性・推論が機能している部分である。人は,まちがいなく動物としての進化の過程にある「目的手段推論というちょっとした拡張機能つきのオシツオサレツ動物」であるから(「「こころ」と行動の基礎」参照),そのような動物としてデジタルをどう取り入れ利用するのかという観点がないと,複雑性の中で迷走しますよというのが私の「余計な」意見である。

デジタル・トランスフォーメーションの道遠く

ところで,「「BCGが読む 経営の論点2019」(Amazonにリンク)から上記の2点を指摘したが,この本はそのほかの内容も優れてる。コンサルというのは,うっとおしいと思っていたが,「デジタル・トランスフォーメーション」は,彼らの思考法とピントが合っているようだ。

ついでに「BCG デジタル経営改革 Digital Transformation」(Amazonにリンク)というムック仕様のkindle本も買ってみたが,これはどうだろうか。

むしろ今後勉強しなければならないのは,「デジタル・ビジネスモデル-次世代企業になるための6つの問い」(著者:ピーター・ウェイル)(Amazonにリンク)だろうか。

ところで,デジタル・トランスフォーメーションは,DXと略されることが多いようだが,DSとは何だろうか?略語も訳が分かりませんなあ。最後の疑問である。

 

 

大型液晶モニターを使ってみる

ワープロを縦置き画面で使いたい

それこそどのくらい前だろうか,通常仕事で使う文書は,B5にせよ,A4にせよ,縦長だから,モニター(ワープロ)も縦置きで使うのが使いやすいという人がいてもっともだと思った。しかし,その頃は,モニターは厚くて重く,縦置きで使うことは,かなり技術的なハードルが高そうに思えたので,「あこがれ」以上にはならず,また私の周りにそのように使っている人もいなかったのでそのままになってしまった。

24インチモニターを買った

私が今仕事で使っているパソコンは,だいぶ前のタワー型だが,以前から使っていた古いモニターをそのまま使っていた。特に不自由はなかったが,モニターの性能も上がっただろうと思い,1年ほど前に,ACERの24インチのモニターを買ってみた。画面も以前より大きくなったし,解像度もあがったので,それなりに満足し,縦置きの野望は封印して横置きのまま使っていた。

固定レイアウトのKindle本を快適に読みたい

私はKindle本を多く買うが,かねがね固定レイアウト本やリント・レプリカ本が読みにくく,それだけはR本を買うことも多かった。一昨年の10月に購入した,Fire HD 10タブレットは,解像度が1920×1200だが,それでも固定レイアウト本やプリント・レプリカ本は読みにくい。

最近,テレビやパソコンのモニターは,より細密な画像が提供できるようになったと聞き,ふとこれらのKindle本をパソコンで縦置きのモニターで読めば快適ではないかと思い付いた。

31.5インチモニターを買った

そこで,先週,エイヤッと「I-O DATA モニター 31.5インチ WQHD ADSパネル」とこれを回転させて使うことができる「アーム」を買い,事務所で,縦横兼用で使おうと思ったのだが,机の具合で アームの設置ができないこと,また,解像度は横置きの使用で固定レイアウト本やプリント・レプリカ本を読むのにも十分であることが分かったので,事務所ではこれを横置きで使用することにした。

そこで,古いACERのモニターとアームを自宅に持って帰り,自宅でモニターを縦横兼用で使用してみることにした。自宅のパソコンは,3万7000円弱で買った「Jumper Ezbook 3L Pro」なので,一抹の不安はよぎったが,結果,きちんと使えている(最初モニター端子の種類を誤解して,間違ったものを買ってしまったが(正しくは,Micro HDMI ケーブル),そこはご愛嬌としよう。)。

とにかく,モニターを縦置きで使用すれば,固定レイアウト本やプリント・レプリカ本,さらには漫画も極めて快適に読めることが分かった。ただ,事務所の31.5インチのモニターも含めて,ごく一部に拡大しないと読みづらいレイアウト,色遣いのものがあるが,これはKindle本を作る側の問題だろう。

Fireタブレットをテレビに映す

その過程であれこれ調べているうちに,今のFireタブレットには,モニター端子はないが,Fire TV Stickを使ってテレビでNetflix,Hulu等を見ている人は,Fireタブレットをテレビの画面に映せるという記事を見つけ早速やってみた(こちらの記事-https://ygkb.jp/9576-)。

まずFire TV Stick側に,AirReceiverというアプリをインストールする。これは305円だったような気がする。

Fireタブレット側にGoogle Home というアプリをインストールするが,そのためにはGoogle  Playをインストールする必要がある。これが怖くていや,ないし面倒くさそうだという人にはできない。私は持っていてインストールが可能なFireタブレットにはすべてGoogle  Playをインストールしているが何の支障もない。

あと上記の記事とは,Google Homeのバージョンが変わっていて,少しわかりにくい。上記説明書にある「画面や音声をキャスト」は,あれこれやる中で,画面の一番右下の記号(アカウント)をクリックすると「デバイスのキャスト」が出てくるので,それをクリックすれば出てくる。

こういうことは本当に楽しい。

 

やり残したことども

大晦日に書きかけたこと

大晦日にこの記事を書きかけたが,やり残したままあっという間に今日になってしまった。「今年もあっという間に大晦日だ。今年は去年より比べて,だいぶ充実したときを過ごせたような気がする。更に来年は踏ん張ろう」で始まり,今後作成する記事の「目論見」を書く段取りだった。

松岡正剛さんの初期の本に本は10冊くらい並べて,最近の本には30冊くらい並べて読み進むと書いてあった。ここ1ヶ月くらいの私がそれに近い状態だった。松岡さんはR本(現実本)だろうが,私はKindle本だ。でも,30冊のR本をとっかえひっかえするのは大変だろうが,Kindle本なら,同時には見られないが,30冊でも,100冊でも読み替える操作は簡単だ。

「教養」の逆襲

ひと時,教養は卑しめられ,人文・社会科学は,大学から追放されそうになった。「役に立たない」ということだろうが,教養のない人の言いそうなことだ。だが,最近,教養陣営の逆襲が目立つ。

通常イメージされるいわゆる教養(歴史,哲学,文学等々…)は,過去の事象に学ぶ,視野を広げ,フレームを切り替え,問題を俯瞰する,新しいアイデアを得る等々の意味で,間違いなく役に立つ。教養は役に立たないという人たちが考える「役に立つ」知は(主に自然科学を念頭に置くのだろうが),科学としても。射程が短く,一時的で,脆弱だ。科学のほとんどは仮説であり,教養は科学を準備する助走であるというぐらいの捉え方が正しいのだろう。あるいは,教養は,助走+科学の全体というのがいいかもしれない。

ただ教養陣営にも問題はある。得てして教養に立てこもりそれだけで自足して,問題解決に役立てようという意識に乏しいことがある。

「教養」を論じた本は多いが,ビジネス,経済を視野に入れた異色の本が,「センスメイキング―本当に重要なものを見極める力」(著者:クリスチャン・マスビアウ)である。「デザイン思考」を切り捨てながら,批判的的思考によるセンスメイキングを持ち出し,その五原則として「1「個人」ではなく「文化」を,2単なる「薄いデータ」ではなく「厚いデータ」を,3「動物園」ではなく「サバンナ」を,4「生産」ではなく「創造性」を,5「GPS」ではなく「北極星」」をあげる。ただ,批判的的思考とアルゴリズムを対置し,後者を退けるのはいかがなものか。

わが国にもいわゆる教養を論じた本は多い。最近のKindle本の書名だけをあげておこう。「本物の知性を磨く 社会人のリベラルアーツ」(著者: 麻生川静男),「人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)」(著者:出口治明),「リベラルアーツとは何か」(著者:瀬木比呂志),「これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講」(著者:菅付雅信),「教養の力 東大駒場で学ぶこと (集英社新書)」(著者:斎藤兆史)等々。

読むべき本のリストをあげる読書論も,要は,教養リストだ。立花隆,松岡正剛,佐藤優,その他大学の先生等とリストは多い。私としては吉本隆明の「読書の方法~なにを、どう読むか~ (光文社文庫)」に一番心が惹かれる。これらはいずれまとめて紹介しよう。

ビッグヒストリー,システム理論プラスアルファ

去年出会った,私にとっては新しい分野が,ビッグヒストリーやシステム理論だ。システム理論の中身をより緻密化するものとして「制度とは何か」(著者:フランチェスコ・グァラ)は極めて興味深い。一方,世界の今現在の全体像を的確に把握するためには,「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」(著者:ハンス・ロスリング等)がお薦めだ。基本的に頭に叩き込むべきことは,世界を4つの所得レベル(1日当たり,①~2ドル,②~8ドル,③~32ドル,④オーバー32ドル)に分けると,現在,①が10億人,②が30億人,③が20億人,④が10億人だが,「いまから200年ほど前までは,世界の85%がレベル①、すなわち極度の貧困の中に暮らしていた。現在、世界の大部分は真ん中のレベル,つまりレベル②とレベル③に暮らしている。これは1950年代の西ヨーロッパや北アメリカと同程度の生活水準だ」。「70億人の人口は,10億人単位で見て,アメリカ大陸 ,ヨーロッパ大陸,アフリカ大陸,アジア大陸にどのような割合で暮らしているか。現在は,「1・1・1・4」であるが,2100 年 には「1・1・4・5」で, 世界の人口の8割以上が,アフリカとアジアに暮らすことになり,おそらく次の20年間で,世界市場の中心は大西洋周辺からインド洋周辺に移るだろう」。

この本は,現在の世界の現状の様々な数字について多くの人に質問をし,その回答が専門家を含めほとんどでたらめであるとし,その原因として「10の思い込み」を挙げているが,おそらく上記した数字が頭に入れば,質問への回答も落ち着くだろう。要は,多くの人の頭には,せいぜい初等教育を受けたときの数字しか刷り込まれておらず,それを基本にイメージするからほとんどでたらめになるのではないか。

続情報をめぐって

「宇宙はエネルギー・物質・情報でできている。だが,宇宙を興味深いものにしているのは情報だ」という説明が「情報と秩序」(著者:セザー・ヒダルゴ)にある。

ビッグヒストリー,システム理論の中心にあるのは,「情報」であるが,これをデジタル情報論ではなく,宇宙,地球,生命の中に位置付けようとするのは,「基礎情報学」である。アフォーダンス,オートポイエーシス,ルーマン,ラディカル構成主義等々,なぜ情報学にこんなことが書いてあるのという気もするが,ビッグヒストリー,システム理論に位置付けようとする場合,とても役に立つ。

既に「情報をめぐって」という記事を作成したが,「続情報をめぐって」を考えている。

ここでは「サイバー空間の病理」を検討するが,その前提として,サイバー空間を利用することがどういう力を持つのか,「NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ」(著者:ジェレミー・ハイマンズ, ヘンリー・ティムズ)を一読したい。著者らが「僕たちは,初期のインターネット先駆者たちが思い描いた自由な楽園とはほど遠い,、集団農場のような世界で暮らしている感じがしてならない」,「もっとオープンな、民主的かつ多元的な社会を実現しようと奮闘している人たち」によって「正しく用いられた場合には、すばらしい効果を発揮している等々には,共感もするし,励まされもする。

しかし,そのサイバー空間の「新しい力」は,病理ももたらす。便宜,サイバー攻撃と,サイバー煽動と呼ぼう。前者は,破壊や経済的利益を目的とし,サイバーセキュリティが問題となる事象である。後者は,フェイクニュースを流したり,その他の方法により,世論操作を行おうとする手法である。これらに関する本は多いが,全体を概観する本として,「サイバー空間を支配する者 21世紀の国家・組織・個人の戦略」(著者:持永大)を,前者は多くの本があるのでここでは省略し,後者として私が衝撃を受けた「フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器」(著者:一田和樹)を挙げておこう。この本ではロシアが目立つが,「池上彰の世界の見方 ロシア~新帝国主義への野望~」(著者:池上彰)を一読するとなるほどと思える。

これらはいずれも世界,社会の価値を著しく毀損するものであるから,適切な対応をすることが今後の大きな課題である。サーバー空間には大きな「「NEW POWER」があるからこそ,これを利用して,不当な経済的利益を得たり,政治支配をしたりしようとする輩は多い。我が国でもいずれも大きな問題だ。

生命と進化をめぐって

この分野では,「人体はこうしてつくられる-ひとつの細胞から始まったわたしたち」(著者:ジェイミー・A・デイヴィス)と,「タコの心身問題-頭足類から考える意識の起源」(著者:ピーター・ゴドフリー=スミス)を挙げたい。いずれも極めて良質なポピュラーサイエンス本といえるが,論述にしっかりついていくには多少力がいる。ただ今,生命と進化の世界が大きく広がりつつあることがうかがわれて,読んで損はない。追ってじっくりと紹介したい。後者は題名を見るだけで読みたくなるのでは?

人間の健康ということでは,「果糖中毒 19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?」(著者:ロバート・H・ラスティグ)が,肥満に由来する病気や,ダイエット問題の核心について,丁寧に,科学的に検討する最高レベルの本だ。これまでの肥満,ダイエット本が幼稚に見える。ただ「果糖中毒」(Fat Chance: The bitter truth about sugar)という題名の翻訳がこの本の論述の広がりを誤解させるが,内容は健康全般にわたる優れた本だ。健康本としては一押しである。

その他にもまだまだあるが,私が消化しきれなくなるので,当面これらの本の内容を紹介する記事を作成していこう。

着地点

ところで,これからどこに着地するの?というのはもっとも疑問だ。私としては,システムとしての社会の要素である法制度の機能を踏まえた今後の情報のありようを問題にしたい。弁護士としては情報法の問題だが,もう少し視野を広げて,ビジネスや政治にも働きかけたい。

 

謹んで新春のおよろこびを申し上げます(2019年)

謹んで新春のおよろこびを申し上げます。

皆様方にとってこの一年が希望に満ちた年でありますように心よりお祈り申し上げます。

最近,「ビッグヒストリー」という試みに関心を持っています。宇宙,地球,生命,人間と展開してきた138億年の歴史を踏まえ,現在とこれからの問題を考え,対応していこうとするものです。

最初に読む本として,6600年前の恐竜絶滅の原因であることがほぼ確実なユカタン半島への隕石衝突の現場を発見した地質学者ウォルター・アルバレスの「ありえない138億年史-宇宙誕生と私たちを結ぶビッグヒストリー」(光文社)を紹介します。

これは全編とても面白く,例えば,「私たちは地球が集めた星くずでできている」,「人間の体の各部分は全く異なる時代にこの世に現れている」,「一生の間に,何とおよそ100トンの食べ物が私たちの口に入り,消化管を通過していく」,「自分が生まれる可能性は極めて少ない。一世代に生まれる子供の数を10億(10の9乗)人とし,精子,卵子数を考慮して生まれる可能性のある子供の総数をおよそ10の25乗と見積もると,私の生まれる可能性は1/(10の16乗)等々,興味は尽きません。

このようなことを考えることのできる存在となった人間は素晴らしいと思いますが,一方,多くの人間にとって,狩猟採集生活を脱した後の「文化の進化」に適応するのはむつかしく,今は,ネット上のフェイクニュース,世論操作に飲み込まれているようです。問題解決への途は,「ビッグヒストリー」から俯瞰することにあると思います。

平成31年元旦

弁護士  村 本 道 夫

 

總持寺で「仏教音楽祭」を聞く

仏教音楽祭~流音月聲~

ここのところ一心に取り組んでいた書面書きが昨日の16時45分にやっと終わり,提出することができたので,今日(2018年11月10日)は,かねて誘われていた總持寺で行われた「宗派を超え,五大へ響く仏教音楽祭~流音月聲~」を聞きに行った(紹介はこちらでリンク)。全日本仏教青年会全国大会と同時に開催された催しのようで,總持寺の境内ではお坊さんらの様々な内容のテントのブースが開かれていた。私は少し早く行き,レトルトの精進カレーを買い,野菜ラーメンを食べた。

内容は2部からなり,前半は「西川悟平ピアノ&トーク 奉納コンサート」,後半は「仏教音楽祭~流音月聲~」である。実は私は事前にその内容を全く把握しておらず,パンフもみなかったので,白紙で聞き始めたのだが,西川悟平さんの,ピアノとトークには本当に感銘を受けた。

西川悟平さん

西川さんは,ピアニストとしての修行中の30歳の時,ジストニアと診断され,最初は指が全く動かなかったがそれを克服して徐々に使えるように克服していったもののそれでも限られた指しか使えず,「7本指のピアニスト」と呼ばれているそうだ。そのことは,言葉は悪いが「そうですか」と言うしかないが,西川さんはその行動力を関連分野にもどんどんぶつけて事態を切り開いていく,その姿に感動させられる。例えば西川さんは,ニューヨーク在住でその住まいに「泥棒」に入られ脅されたが,震えながらも率直なやり取りをする中で,最後はピアノを弾き,泥棒らが家を直してくれたこと,その後,その時の希望をかなえ,カーネギーホールで開かれたコンサートに呼んだこと。いじめにあって自殺したアメリカの子が作った曲を演奏することを頼まれてその両親のところに行き,その子の部屋で一晩過ごしたり,その曲を映画で使うときに両親を日本に呼んだこと。その他,話される西川さん一つ一つの行動が思わぬ展開をするにつけ,自分の思いをぶつけて事態を切り開いていっていることがよくわかる。さて,私はどうしたらいいのか。なお「西川悟平,動画」等で検索すると,西川さんの活動が描かれたドキュメンタリーやその他の情報が得られるので,ご覧になることをお薦めする。

仏教音楽祭

後半は,7つの仏教団体の,主として声と太鼓,法螺,雅楽等の演奏に,男性俳優の女装の踊り,演奏家の,和太鼓,三弦,二五弦筝が加わり,多様な展開があって楽しかった。ただ,私は,例えば真言宗系の読経はそれ自体が美しく感動的なことを知っていたので,今回の演奏は衝撃とまではいえなかった。

最後に主催者のいかにも仏教家らしい挨拶があり,参加者で般若心経の読誦をしたが,なんと途中で詰まってしまった,昔はすらすらだったのに。

ただ,青年僧たちが,「世界平和祈念」と題してこのような活動をしていることには感動を覚える。今の世界の宗教の多くは平和を忘れているし,我が国のほとんどの人もこのことを忘れつつあるようだ。今後とも活動が発展していくことを期待したい。

ノートパソコン「Jumper Ezbook 3L Pro」を買い,SSD120Gを増設する

ノートパソコン「Jumper Ezbook 3L Pro」を買った

自宅にDELLの32G ROMのパソコンがあるが(USBカードをHDとして増設しているが,いささか面倒だ。),32GではUSBを使ってもなかなかWINDOWS10のアップデート(更新)がうまくいかず,何回もやり返し,結局インストールしているソフトをほとんどアンインストールしてやっとアップデートすることができた。こんなことをやっていてはストレスがたまるだけなので,かねがね「安い」 ノートパソコンを買おうと思っていて,目を付けたのが,中国製の「Jumper Ezbook 3L Pro」である。たまたまAmazonでセールだったようだが,3万7000円弱である。ネットの評判も悪くない。

Amazonの記載によると,「ハードウェア:正規Windows 10 64bit Intel Apollo Lake N3450 1.1GHz CPU 優れたデータ転送機能 ビデオを流暢に見ることができ 低消費電力でもうまくいきます。メモリ:6GB DDR3L RAM and 高速起動eMMC 64GB M2 SSD スロット搭載、自由にSSD容量を拡張でき、最大128GBのTFカード:タブレットがスムーズに動作できます。ネットワークから好きなものをダウンロードして保存できる巨大なストレージ容量を備がえています。スクリーン:14.1インチ IPSベーゼルレスデザインされたスクリーン8mmの狭いフレーム16:9 FHD 1920*1080解像度 Intel HD Graphics 500 GPU高解像度の超大画面に緻密で細部まで描写、美しく鮮やかなカラーを再現するディスプレイ。デュアル高速無線LAN 802.11 b/g/n & 2.4GHz+5Ghz、Bluetooth (機内モードon/offボタン付)、内蔵マイク、9600mAH 大容量バッテリ 最大10時間連続しようでき、小型サイズで、持ち運びやすくて外で仕事しても勉強してもらくらく.9600mAh大容量バッテリーと低消耗電源コントロールで、1回の充電で最大10時間使用可能です。6-10時間連続のゲーム、6-10時間の連続視聴ができる」だそうである。

まともな性能で,値段も安く,「自由にSSD容量を拡張でき、最大128GBのTFカード:タブレットがスムーズに動作できます」というのだから,魅力的である。

二つの問題

さて購入後,翌日,商品が手元に来る。そして今日の時点で120GのSSDを増設し,つつがなく稼働している。しかしここまでくるのに若干の問題もあった。詳しい「説明書があると書いてあったのだが,多国語翻訳された簡単なもので,あまり役に立たない。

まず最初,WINDOWS10のアップデートが「無効」という表示が出てうまくいかない。有効にする方法が分からない。何回か,足踏みしたが,結局,これを有効にする方法を検索して見つけ,ほどなく解決した。

すこし手間取ったのが,SSDの取り付けである。SSDにも何種類かあるようで,検索してみるとどうもSSD M.2 2242というものらしいので,これをえいやっと購入(5500円弱)。その際,どうも120Gが上限というような記事も見つけたので,それに従った(商品説明の「 SSD スロット搭載、自由にSSD容量を拡張でき、最大128GBのTFカード:タブレットがスムーズに動作できます」というのはどういう意味なんだろうか。)。
そしてこれもネットの記事に従い,下の小さなカバーをはずそうとしたが,100均のドライバーではうまくいきそうになかったので,改めて精密ドライバー(ZENKE 63in1精密ドライバーセット 57種ビット 磁石付き 修理工具 (ブラック)。これを中国製)なるものを購入したが,これの使い方が分からない。そこでこれもネットで検索し,この商品の使い方をきちんと説明しているサイトを見つけたものの,60数種類の中のどのビットを使ったらいいかがわからない。でもねじはどうもプラスに見えるので,適当に選んでやってみると,OK。カバーを外せば,取り付けは,多分こうだろうという方法でOK。無事にカバーを閉じ,記憶域を確保するプロセスを実行する。

以上の過程を経て,無事に,ROMとして,eMMC64GB+SSD120Gで使用できるようになった,

多少ひやひやしたが,こんなもんだろう。4万円ちょっとでこれは安い。なお,Jumper製のノートパソコンには,若干の違う種類もあるようで,値段にも多少ばらつきがある。私が購入したこの製品は,最新で,ほぼ最安値だと思う。

今,中国のIT関係の技術と,安価で製造する底力はすごい。おって深センの実態を描いた「ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険」を紹介しよう。

ノートパソコン PC ラップトップ WIN10 6GB RAM+64GB ROM Intel Apollo Lake N3450 14インチ 1920*1080 FHD デュアルWIFI BT4.0 HD (2018)

今後このWebをどのように展開していくのか

ここ両日の本の紹介の目的は?

自分の行動改革

昨日,今日と3冊の本を紹介しているが,これは特に重要な本というわけではない。ここしばらくの間,「問題解決と創造を学ぶ」と,その下位メニューである「問題解決と創造の方法」,「個人:生活・仕事・文化」に手を入れており,今後どのような本を読み,どのような記事を作成していくのかが,おおよそ,固まってきたので,その方向に沿っている,手軽な本を紹介したまでだ。

今一番読み込んでいるのは,まず自分の行動改革を果たすべく,「習慣」に関わる何冊かの本だ。これらは,本や,その考え方の紹介と言うよりも,まず,私自身が悪い習慣を止め,良い習慣を身につけるという実践の問題である。ただあまり自分を前面に出すと,相当格好悪い事態も予想されるので,ほどほどにしよう。「「やり抜く人の9つの習慣 」を読む」は,分かりやすいその手掛かりというところだ。

「スロージョギングで人生が変わる」を読む」は,自分の行動改革の運動面の手引書だ,もちろん,継続が問題だ。

「ルールを守る心」を読む

「ルールを守る心」を読む」は,しばらく手をつけていない「法とルールの基礎理論」に落とし込む気で購入し,気になっていたのでざっと目を通してみたが,このままでは使えないなと思い,備忘のために紹介だけしておいた。

今後の展開

今後,自分の行動改革論がまとまれば,次は,複雑な問題の「問題解決」の手法であるシステム思考を押さえ,何より40年後の世界を予測,記述する「2052」(著者:ヨルゲン ランダース)と,「学習する組織」(著者:ピーター・センゲ)をマスターしたい。前者は,最も私が興味を引かれる分野の本であるのに,これまで気にもとめなかったのが「不思議」だ。

そして自分の行動改革の問題,複雑な世界の問題,企業の問題から目を転じ,法の基礎理論や,実務的な法律問題に取り組んで行くことにする。

なお1週間ほど仕事の書面の起案に追われるので,記事作成はその後になろう。

 

形に走る私-中身と形の相克

中身

暑いから自然好きの私も家にこもり,このWebをいじって時間をつぶすことが多くなる。もちろん,記事の充実を目指すべきだ。

このWebをだれが見に来るんだろう。数はどれだけかわからないが,法律について知りたい,弁護士に困り事を依頼した方がいいかと思ってたどり着く人もいるだろう。そういう人のために,「弁護士業務の基本」,「弁護士業務の展開」の項目(メニュー)に,せっせと役に立つ記事を作って載せよう。自分のためにもなる。

弁護士業務の基本」の「法律相談と弁護士への依頼」には一応記事が揃ったが,もう少し読みやすくしよう。「市民の法律問題」,「企業の法律問題」の充実はこれからだ。

弁護士業務の展開」の「新しい法律問題」には,当面「ジュリスト」を読み込んで,参考になる記事を紹介しよう。「分野別法律問題の手引」もおおよそ項目は揃ったが,内容はこれからだ。「法を問題解決と創造に活かす」では,まず「裁判と事実認定」に取り掛かろう。

そういう分野よりも「問題解決と創造の頁」に興味のある人もいるだろう。でも,やることは無限だ。次は,「動物と植物」,「地方政府」,「分業:国際経済」あたりから取り掛かろう,それにしても暑いなあ。

でも,形をいじるのも面白い

私はエイヤッと「レイアウト」を変えてから,どんどんこのWebの形をいじり始めた。

とりあえず,固定頁や投稿のカテゴリーとタグがグチャグチャになっていたので,固定頁やカテゴリーをドラッグ・アンド・ドロップで並び替え,整理できるプラグインを使い,整理した。タグはこれからだ。

サイドバー(画面の大きいパソコンだと右側)の最上部に検索を,次いで翻訳を置いた。Google翻訳は,本当にたくさんの言語についてあっという間に翻訳できてすごいなあ。でもこの機能は誰が使うんだろう。

検索は一般的なものを置いていたが,使っても何が何だかわからないので,キーワードで検索すると,選択によって関連性,新しい順,古い順に並び,それぞれのカテゴリーの記事数も表示されるウィジェットを置いた。しかも,検索されたキーワードは黄色でハイライトされる。これまではどこに検索したキーワードがあるのか分からなかったので,これは画期的だ。

ついでに今日は悪乗りして,サイドバーの一番下に「ラジオ体操」の動画を配置した。少しは体を使おう。

といっても私が何か特別なことをするわけではなく,WordPressに用意されたウィジェットや公開されているプラグインだけでできるのだから,びっくりだ。おもしろいよね。

このWebは工事中です→完了

この3連休(2018/7/14~16),孫娘と海に行こうと思っていたが,彼女に少し咳が出るのでやめ,猛暑なのでクーラーをかけた部屋に閉じこもり,本を読んだり,パソコンでこのWebをいじっていたりしていた(孫娘はおもちゃのピアノを弾いたり,メルちゃんを見ていたりしていた。)。

知的生産の本(知的生産とその技術 Classic 10選)を紹介している倉下忠憲さんに「ドラッカーに学ぶブログ・マネジメント」というKindle本があったので目を通してみると,なるほどということが書いてある。

そこで早速このWebサイトの目的を考え直し,構成を見直す作業に着手したが,自宅のパソコンは安物なので,画面が小さく遅いので作業が進まない上,夕方には孫娘と庭でバーベキューをして一杯やったので,作業中止。

結果,このWebサイトは工事中で,見苦しい状態になっている。速やかに手を加えますので,ご容赦を。ということで翌火曜日(7/17)に手を加え,おおむね,何とか見ることができる状態となった(だろう)。

ところでWordPressの固定ページの構成を見直す時ネックになるのが「順序」の番号を書き直す必要があるということだ,実はこれがとても面倒くさい。

そこで固定ページの「順序」を書き直すプラグインがないかと検索してみると「Intuitive Custom Post Order」というものがあった。これは,固定ページの並び順をドラッグ&ドロップで任意の順に変更ができるプラグインということだ。投稿・カテゴリー・タグの並べ替えもできるようだ。

固定ページの「順序」との関係が分からなかったが,どうもドラッグ&ドロップで並び替えると「順序」も書き直されるようだ。なかなか思いどおりにならないこともあるが,そういうときは,「順序」を書き直す方が早いようだ。カテゴリーの順序も入れ替えられるので,もとからのプラグインはいらなくなった。