形に走る私-中身と形の相克

中身

暑いから自然好きの私も家にこもり,このWebをいじって時間をつぶすことが多くなる。もちろん,記事の充実を目指すべきだ。

このWebをだれが見に来るんだろう。数はどれだけかわからないが,法律について知りたい,弁護士に困り事を依頼した方がいいかと思ってたどり着く人もいるだろう。そういう人のために,「弁護士業務の基本」,「弁護士業務の展開」の項目(メニュー)に,せっせと役に立つ記事を作って載せよう。自分のためにもなる。

弁護士業務の基本」の「法律相談と弁護士への依頼」には一応記事が揃ったが,もう少し読みやすくしよう。「市民の法律問題」,「中小企業の法律問題」の充実はこれからだ。

弁護士業務の展開」の「新しい法律問題」には,当面「ジュリスト」を読み込んで,参考になる記事を紹介しよう。「分野別法律問題の手引」もおおよそ項目は揃ったが,内容はこれからだ。「法を問題解決と創造に活かす」では,まず「裁判と事実認定」に取り掛かろう。

そういう分野よりも「問題解決と創造の頁」に興味のある人もいるだろう。でも,やることは無限だ。次は,「動物と植物」,「地方政府」,「分業:国際経済」あたりから取り掛かろう,それにしても暑いなあ。

でも,形をいじるのも面白い

私はエイヤッと「レイアウト」を変えてから,どんどんこのWebの形をいじり始めた。

とりあえず,固定頁や投稿のカテゴリーとタグがグチャグチャになっていたので,固定頁やカテゴリーをドラッグ・アンド・ドロップで並び替え,整理できるプラグインを使い,整理した。タグはこれからだ。

サイドバー(画面の大きいパソコンだと右側)の最上部に検索を,次いで翻訳を置いた。Google翻訳は,本当にたくさんの言語についてあっという間に翻訳できてすごいなあ。でもこの機能は誰が使うんだろう。

検索は一般的なものを置いていたが,使っても何が何だかわからないので,キーワードで検索すると,選択によって関連性,新しい順,古い順に並び,それぞれのカテゴリーの記事数も表示されるウィジェットを置いた。しかも,検索されたキーワードは黄色でハイライトされる。これまではどこに検索したキーワードがあるのか分からなかったので,これは画期的だ。

ついでに今日は悪乗りして,サイドバーの一番下に「ラジオ体操」の動画を配置した。少しは体を使おう。

といっても私が何か特別なことをするわけではなく,WordPressに用意されたウィジェットや公開されているプラグインだけでできるのだから,びっくりだ。おもしろいよね。

このWebは工事中です→完了

この3連休(2018/7/14~16),孫娘と海に行こうと思っていたが,彼女に少し咳が出るのでやめ,猛暑なのでクーラーをかけた部屋に閉じこもり,本を読んだり,パソコンでこのWebをいじっていたりしていた(孫娘はおもちゃのピアノを弾いたり,メルちゃんを見ていたりしていた。)。

知的生産の本(知的生産とその技術 Classic 10選)を紹介している倉下忠憲さんに「ドラッカーに学ぶブログ・マネジメント」というKindle本があったので目を通してみると,なるほどということが書いてある。

そこで早速このWebサイトの目的を考え直し,構成を見直す作業に着手したが,自宅のパソコンは安物なので,画面が小さく遅いので作業が進まない上,夕方には孫娘と庭でバーベキューをして一杯やったので,作業中止。

結果,このWebサイトは工事中で,見苦しい状態になっている。速やかに手を加えますので,ご容赦を。ということで翌火曜日(7/17)に手を加え,おおむね,何とか見ることができる状態となった(だろう)。

ところでWordPressの固定ページの構成を見直す時ネックになるのが「順序」の番号を書き直す必要があるということだ,実はこれがとても面倒くさい。

そこで固定ページの「順序」を書き直すプラグインがないかと検索してみると「Intuitive Custom Post Order」というものがあった。これは,固定ページの並び順をドラッグ&ドロップで任意の順に変更ができるプラグインということだ。投稿・カテゴリー・タグの並べ替えもできるようだ。

固定ページの「順序」との関係が分からなかったが,どうもドラッグ&ドロップで並び替えると「順序」も書き直されるようだ。なかなか思いどおりにならないこともあるが,そういうときは,「順序」を書き直す方が早いようだ。カテゴリーの順序も入れ替えられるので,もとからのプラグインはいらなくなった。

 

安くなった時にKindle本を買うのは快感だ

未読・半読・一読の本 4 (180708)

Kindle本は時々安くなる。特にIT系や自然科学系の比較的高価な本,あるいは新書類は,数か月から1年に1回くらいは,ほぼ4分の3から半額になるセールがあるような印象だ。

私は,すぐに読みたかったり必要となったりしたわけではないが,興味を惹かれたKindle本は,サンプルをダウンロードしておく。そして時間を置き,購入する気になった本を購入する。もちろん購入しないままで終わる本も多い,ただ半額になるセールがあると,購入しようという気になることも多い。

半額になったのでここ何日かで購入したKindle本

➀「Pythonゲームプログラミング 知っておきたい数学と物理の基本」(著者:田中 賢一郎)

②「人狼知能で学ぶAIプログラミング 欺瞞・推理・会話で不完全情報ゲームを戦う人工知能の作り方」(著者:狩野 芳伸)

③「人工知能プログラミングのための数学がわかる本」(著者:石川 聡彦)

④「弁護士が教える IT契約の教科書」」(著者:上山 浩)

⑤「知財戦略のススメ」(著者:鮫島 正洋)

⑥「実践フェーズに突入 最強のAI活用術」(著者:野村 直之)

⑦「マンガでわかる神経伝達物質の働き ヒトの行動、感情、記憶、病気など、そのカギは脳内の物質にあった!」(著者:野口 哲典)

⑧「勉強の技術 すべての努力を成果に変える科学的学習の極意」(著者:児玉 光雄)

 

このうち➀~④は,サンプルをダウンロードしてあって,機会があればと思っていた本である。②は,私が,ゲーム制作会社の社外監査役となったのでぜひ勉強したいと思った本,④は仕事の参考になると思っていた本ではあるが,少し高額だったので,セールがあれば購入しようと思っていた。➀③は,半額になったので,その気になった。

⑤は,仕事で探していて内容が優れておりしかも半額だったので即決で購入した。

⑥は,ITとビジネスを考えるうえで参考になりそうだったので,半額につられて購入した,

⑦⑧は,半額になる新書があったので面白そうなものを探して購入した。

Kindle本の値引きについて

安くなった時にKindle本を買うのは快感であることは間違いない。ということは,高い値段で購入した本が半額になったのを見ると,なんとも悔しい気がする。しかしそういう経験を多く重ねてきたので,後者はあまり気にならなくなった。半額を生かす方が生産的だ。でも,未読・半読・一読の本が増える一方だ。困ったもんだ。

 

立山が呼んでいる

淡路町にある立山

私は時々,アフターファイブに,事務所の近くにある「しんえつ」という富山料理を出す居酒屋さんに行く。特に5時から1時間半ほどの「しんえつアワー」では,飲み物が280円?で飲めるし,お刺身や料理も安くて素敵なお店なので,早い時間からいっぱいになっていることも多い。ただし私は「しんえつアワー」が終わるとさっさと帰るという「困ったちゃん」だ。

そこのトイレに,だいぶ前から室堂平のみくりが池のポスターが貼ってある。私は,室堂平に,4,5回は行っているだろう。特に妻,息子,娘の4人で行き,山小屋に泊まり,みくりが池温泉に入り,立山三山を縦走したり,弥陀ヶ原を散策したのは,いい思い出だ。ポスターを見るたびに,立山を思い出していた。

地獄谷

ところでこの何日か,Webの記事にあれこれ手を入れていて,ふと以前のブログ「山ある日々」で室堂平の地獄谷のことを書いたことがあるのを思い出したので,早速探してみた。2010年9月の記事だった。これは面白いし,なにがしかの資料的な価値があると思うので転載しよう。

立山室堂平に,地獄谷という所がある。地獄谷は,立山火山の爆裂火口 で,比較的平坦な窪地に,硫黄の臭いがたちこめ,荒涼とした地肌に多くの噴気孔があり,水蒸気を噴出している。もちろん有毒である。遊歩道を通る限り安全だが,長居は無用だ。

今から7,8年前だろうか。ようやく登山に慣れはじめた頃,立山に登り,その折,地獄谷にも立ち寄った。地獄谷は,室堂平のターミナルからも比較的近いのでそれこそよくみる旗を持ったバスガイドが観光客にこの谷のことをあれこれ説明していた。それを聞くともなく聞いていると「馬鹿な弁護士ですね。」と言っているのが聞こえた。何のことかすぐには理解できなかったが,もう少し近寄って聞いてみると,「大分前だが,地獄谷の噴気孔の湯だまりに露天風呂代わりに入って死んだ人がいる。危険だからやめましょう。皆さんはしませんね。その人は弁護士で,遺族が裁判を起こして負けたそうです。」,「馬鹿な弁護士ですね。」という説明だった。

そのときは,作り話だろうと思っていたが,あとで思い出して裁判例を調べてみると,実際にあったことだった(訟務月報46巻9号3598頁)。

事実関係と判断のポイントは「本件事故は,Hが,本件遊歩道から通路もない斜面を下り,強い硫黄臭がしていて,人の手が加えられた露天風呂でないことが一見して分かる湯溜まりⅡに露天風呂代わりに入った際に生じたものであり,加えるに,Hは,ひまわり山歩会に所属し,月一,二回の広島県内での登山のほか年に三回ほどは県外で泊まりがけの登山を行い,温泉を利用することも多く,温泉好きであったのであるから,硫黄臭の強いガスが有毒なものであることが多いことを認識していたか,容易に認識することができたはずなのに,あえて,危険を犯して湯溜まりⅡに入ったものというべく,そうすると,被控訴人国は,湯溜まりⅡにおいて本件のような事故の発生する危険性を予測することができなかったものと認められる。したがって,被控訴人国が,前記のような柵等を設置するなどの措置を採っていなかったことをもって,直ちに本件遊歩道の設置又は管理に瑕疵があったとはいえない。そして,その他,本件遊歩道の設置又は管理に瑕疵があったことを根拠付けるに足りる事実は,本件証拠上これを認めることができない。」。

今(2010年9月),地獄谷には,頑強な柵等が儲けられているが(そして,投稿時(2018年7月時点)では,地獄谷は立入り禁止になっているようだ。),当時は,そういうものはほとんどなかったろう。ふらふらと湯溜まりに入って露天風呂気分を味わいたいのも分かるが,登山家は安全性の判断もせずに,それをしてはいけない。

ただこれが普通の観光客だったらどうだろう。自然と管理の問題は難しい。

ご遺族には気の毒だが,この判断は妥当だと思う。山好きの弁護士として身につまされるが。

すずめはどこに行った

最近,時折,「孫娘の今日のひとこと」の投稿がないと言われることがある。そうなのだが,実はえみちゃんは日々大きくなってきて(もうすぐ5歳),ひとことの面白さより,存在自体の面白さが際立ってきていて,投稿などせずに,じいじが一人占め。でもそんなことをしていると面白かったことをどんどん忘れてしまうなあ。

昔は,ちょろちょろ毛だったえみちゃんも,どんどん素敵な髪の毛が伸びてきて,じいじと髪の毛談義を交わす。「じいじの髪の毛はどうしてそんなに少ないの」,「すずめさんに食べられちゃったんだ」,「おいしいのかなあ」と,これまでは,微笑ましいやり取りを繰り返していた。

今日,えみちゃんが「髪の毛を伸ばすんだ。こんなに」と,ラプンチェルのように伸ばしたいみたいなので,「でも,あんまり伸ばすと,すずめさんに食べられて,じいじみたいに少なくなっちゃうよ」というと,「じいじはお酒の飲み過ぎで,そうなっちゃったんでしょ」!!!

本質直感?君は,フッサールか!

忙しいと太る

ここ2週間ほど,土日も含めて,朝から晩まで,大半の時間をある事件の準備(陳述書及び準備書面作成)のために費やしてきた。内容は主として経理的な問題ではあるが,その背景に複雑な事情があるので,確認のために逐一当事者や証拠にあたる必要があり,膨大な時間を要した。私は1年に数回そのような書面書きがある。その間,このWeb記事には手がつかなかった。

このような状態になると何が起こるかというと,夜まで仕事をして終わった後「いっぱい」食べ飲んで帰る,朝は5時くらいまでには起き,事務所へ行く,を繰り返す。

結果,太る。最近よくいうのだが,飲まないと機嫌が悪い,飲むと体調が悪い,ということになってしまう。

この間にも,「テクニウム」や技術,科学畑の本を買ったほか,ロバート・H・フランクの「幸せとお金の経済学」,「ダーウィン・エコノミー 自由、競争、公益」,石津朋之らの「戦略原論 軍事と平和のグランド・ストラテジー」を買っている。材料はたくさんある。手が空いたら,もう少し社会の問題を多様に考えていきたい。

その関係で,これまで「新しい社会とビズネスを創る」としていたメニューを「問題解決と創造の頁」に変えることにした。これだけでは何のことか分からないであろうから,その説明を参照していただきたい。

日本生産性本部の「生産性シンポジウム」を聞く

第2回生産性シンポジウム

先週の金曜日(2018年3月30日),日本生産性本部が主催し,経産省が後援する「生産性シンポジウム(第2回)」を聞きに行った。2つのパネルディスカッションから構成されていたが,私は「サービス産業の生産性向上戦略」に興味深かったので,主としてそれを紹介しよう。

「サービス産業の生産性向上戦略」を聞く

パネラーは,ロイヤルホストの会長の菊地さん,旅館経営の針谷さん,労組から八野さん,デービット・アトキンソンさん(所説を「日本経済の問題は生産性が低いことらしい」で検討した。),モデレーターは村上さん(産業戦略研究所代表)である。

日本の生産性は,アメリカと比較し,製造業の平均が,69.7%,産業の4分の3を占めるサービス産業の平均が,49.9%であるという分析が前提となる。これをみれば,日本の今後の経済発展が,サービス産業の生産性向上にかかっているのは,一目瞭然だ。

興味深かったのは,現に経営している菊地さんと針谷さんの報告だ。

菊地さんは,供給力(人材)と,市場成長力の2軸の産業化モデルを考え,これまでの両者が高い場合の「規模の経済」(多店舗化による規模の成長と親和性のある事業)と,これからの両者が低くなる場合の「質の成長」(付加価値訴求型事業として規模ではなく質の成長を志向する事業。必要に応じて規模の縮小)を想定し,グループ内の事業を適宜,配置,展開しようというものだ。後者については「国産食材の活用,営業時間の短縮(ピークタイムに人員集中配置)などにより,スケールを戦略的に抑制することにより付加価値向上を図る」という指摘もある。実績もあがっているそうだ。

私が一番面白かったのは,針谷さんの報告だ。旅館経営ということから,その生産性にかかる問題が理解しやすいということもある。

針谷さんの指摘を何点か紹介すると,「経営者の不作為が最大の敵」である,市場参入と撤退を容易にするため「借入金の個人保証をなくす」,配偶者控除を撤廃する,地方税の電子納税化,IT化・機械化のため,どのよう装置があるのかの紹介や枯れた装置を安く提供する仕組みが必要,汎用ソフトに,自社の制度を合わせる,勘と経験に基づいた経営を科学化する会計の自計化,同業他社を比較する数値目標),旅館業特有の問題として,お客さん目線で不要なサービスはやめる,クレジットカード等の手数料の低減化)電子決済の普及),需要の偏在を少なくする(休日の取り方の見直し)等々。どれも極めて説得力がある。「IT化・機械化のため,どのよう装置があるのかの紹介や枯れた装置を安く提供する仕組み」については,私もよく考えてみたい。「IT 活用を妨げるもの-生産性上昇の方法」えは,別の角度から考えてみた。

アトキンスさんの報告は,「日本経済の問題は生産性が低いことらしい」で検討したことと重なるが,このままでは社会保障の制度からみると「姥捨山の再来」になる,最低賃金を1300円に,企業数を半分に,霞が関の半分を女性に,を実行しようということになる。舌鋒鋭い問題提起だ。基本的にはマクロサイドからのアプローチである。

労組の八野さんの基本は労働を大切にしようということで,生産性の向上は労働者をこき使うことではない,すなわち付加価値の向上は,人件費の縮小の問題だけではないということには異論がないであろう。

村上さんの報告,分析手法は,初めて聞いたことで時間もなく,すぐには飲み込めなかった。近著の「サービソロジーへの招待」で論じられているようなので,追って検討したい。

その他

実は,報告の間に,世耕経産省大臣が来て,政府の生産性向上に関する政策を要領よく報告した。政府もいろいろ対策を検討しているなと感心することも多かった。ただこの問題について本来的に政府に何ができるかという問題があるし,中小企業の承継という問題は,生産性の低い中小企業が消滅するのはやむを得ないという観点がないと,全体の足を引っ張ってしまうだけだろう。アトキンスさんも苦笑しているように見えた。

ただ生産性の問題は,今後の世界経済がどうなるかという難解で,予測困難な問題を含んでいるように思う。つまり,「限界費用ゼロ社会」,AI・IT化社会への趨勢の中で,生産性の向上が世界経済に何をもたらすかということである。これが私の今後の検討課題になる。

なおもうひとつのパネルディスカッションの「個人の学び直しや人材流動化・企業の新陳代謝による生産性向上」は,もっぱら企業の人事・組織の焦点が当たっていて私の関心からは,ずれていた。ただ,今後,企業の従業員の副業,複業を認める方向で,政府のモデル就業規則が改定されたということは,ある意味で衝撃だ。企業での労働者の位置づけが変わるということもあるし,そんなことに政府が「威力」を及ぼしていいのかということもある。

 

 

ガーデンセンター横浜に行く

家庭菜園?

私は,2,3年前から家庭菜園をはじめ,ほぼ常時葉っぱの野菜を収穫して,朝の野菜ジュースに入れてもらっている。

というと,まともそうな話に聞こえるが,とにかく,私が畑を耕して肥料をまき,そのあとで孫娘が,花咲爺さんのごとく種を手一杯握りしめ,きっぷよくぱあっとまく。家庭菜園の先生が見たら目をむくだろう。

とにかくそれで芽が出たら,柔らかいうちに「収穫」する段取りだ,春菊が一番おいしいような気がする。大根は相当大きくなるまで放置し,「おおきなかぶ」のように,私と孫娘で「うんとこしょ、どっこいしょ」と引き抜いたのは楽しかった。

ついでにいうと,私の菜園は,花壇も兼ねていて,近所の花屋さんから安い鉢植えの花を買ってきて,野菜の周りに植えている。畑に植えると,日当たり,栄養がいいせいか,とても大きく,きれいに,長い間咲いている。冬になる前に植えた花なのに,今を盛りと咲いているものもある。

ただこの冬の間は,野菜は作らなかった。みなとみらいにあった野菜の種を売っていたDIYショップが閉店したので,種が買えず,植える機会を失してしまったのだ。

だんだん暖かくなってきたが,さてどこで種を入手しようと困っていた。

ガーデンセンター横浜は素敵なお店だ

昨日(2018年3月31日),用があって反町に行ったので,帰りに,ガーデンセンター横浜(サカタのタネ直営)に寄ってみた。実に素敵なお店だ。東急反町駅,京急神奈川駅からすぐだ。

私がよく行くお店は,長い間ずっと本屋と居酒屋だったが,今はどちらも足が遠のいている。本はAmazonで買い,居酒屋は帰りの電車(グリーン車に乗ったとき)となってしまったからだ。

だから時間をつぶす場所がなくて,ここ1週間ぐらいは,公園で花見だ。

このお店は,相当広いスペースに,多種多様な花や野菜の種や鉢植えが,所狭しと置いてあって,見るだけでも楽しい。そして見ているうちにあれもこれも欲しくなる。現物の野菜も売っているし,土や肥料も売っている。入らなかったが,喫茶コーナーもあった様だ。これから足しげく通おうと思った。そう,本屋,居酒屋が,ガ-デンセンターに様変わりだ。

種子とは何か

ところで,種について,次の記述を読んだことがあった。現代は,種子もややこしい。

「(文明崩壊後)運がよければ、放置された納屋から何年ものちでもまだ発芽する種の袋を探しだせるに違いない。だが問題は、現代の農業で栽培されている作物の多くがハイブリッドだということだ。これらは望ましい特徴をもつ二つの近交系を掛け合わせることで生産され、均一できわめて生産性の高い作物が収穫できるようになっている。あいにく、こうしたハイブリッド作物によって生産される種子は、同じ形質を保ちつづけることはない。これらは「純種を生む」ことはないため、毎年、新たなハイブリッドの種を植えなければならない。災害直後に本当に回収したいのは、 在来作物だ。 毎年かならず採種できる昔ながらの作物だ」(「この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた」(著者:ルイス・ダートネル))。

若者たちの政策提言を聞く

ジュニア・アカデメイアの政策提言発表会

3月19日,「ジュニア・アカデメイア」の学生が研究した内容を政策提言として発表する「第3回 政策提言発表会-私たち学生が実現したい日本の将来ビジョン―」を聞きにいった。「ジュニア・アカデメイア」は「日本アカデメイア」(「日本生産性本部」が設けている公共政策にかかる調査・提言機関)の首都圏の大学生,院生を対象とする教育研究機関という位置づけになるのだろう(「ジュニア・アカデメイア」,「日本アカデメイア」,「日本生産性本部」のそれぞれの紹介のため,HPにリンクします。)。私は,日本生産性本部の記念シンポジウム「2025年を見据えた生産性運動の進路」を聞きに行ったことがある。

政策提言の内容

「政策提言発表会」では,それぞれ10人程度の学生が8グループに分かれ,下記の政策提言及び質疑応答を行った。

➀働き方改革グループ-「これからの働き方改革~真の共働きの実現を目指して~」

②政治グループ-「循環する政治社会~参加・議論・評価の民主主義へ~」

③20万時間グループ-「福縁社会構想~あなたの20万時間が持つ無限の可能性~」

④社会全体で子育てグループ-「子育ての負担と喜びをわかちあえる日本~『おんぶ』から『おみこし』へ~」

⑤イノベーショングループ-「30年後も誇れる国づくり~日本発イノベーション再興戦略~」

⑥教育グループ-「頼れるのは自分“自信”!~不安な世界を生き抜く教育のチカラ~」

⑦社会保障グループ-「『私』が『社会保障』する、される。~安心して、挑戦に踏み出せる社会へ~」

⑧ワクワクグループ-「日本ワクワク化構想~もう一人の自分を見つけよう~」

これらについては,それぞれ当日配布された「サマリー」と「報告書」がここに掲載されているのでそれぞれの内容の説明はしない。当日の発表は10分強であったので,ほんのさわりという感じであったが,「報告書」は詳細であり,「参考・引用文献」やリンクも整っているので,じっくり検討するにはいいだろう。ときおり,「6か月の検討」という言葉が行きかっていたが,頭の柔軟な学生たちが,じっくり取り組んだというだけでも,貴重な「報告書」である。

分析と感想

これらの提言は,「就職」という「選択」を前に苦悩する学生たちが,我が国の抱える課題(問題)を設定し,その現状分析をして解決政策を提言するというもので,提言の内容如何に関わらず,その課題設定そのものが,学生たちの置かれた現状の表現として優に並みのアンケートを超えている。

人間の活動を,ⅰ政府,ⅱ企業,ⅲ地域・家・個人に分けて考えれば,②⑥⑦が政府,➀⑤が企業,③④⑧が地域・家・個人に属する問題と,一応分析することができるだろう。

私は,②の「循環する政治社会~参加・議論・評価の民主主義へ~」が興味深かった。今の代表性民主制と併存させて,【「①議題の設定:自分たちで話し合いたい議題を設定するために「輿論ボックス」の設置,②無作為抽出による「市民会議」への参加者の選出,③ネットを利用した議論の実施と政策決定:「市民議会」と国会/地方議会議員との協働 →「市民議会提出法案」の作成と、合議による報告書の作成,④政策の実行,⑤市民が評価を行い、より良い政策へ⇒再び①へ】というシステムを作ろうというのである。選挙は,公共政策を立案・実行する政府主導部の選出過程であるが,それだけではなかなか政府の活動がうまく行かない。人選より政策内容に,市民の目が届く方法を何とか作りたいというのは,私も共通の思いだ(パブリックコメントでOKというわけにはいかない。)。ただ公的なものを考えていてもどうにもならないので,まず私的なシステムを作り,その成果が否応なしに立法に取り込まれるという方向を考えるのがよさそうである。

⑥(教育,医療等は政府に属する問題と考えていいだろう。)と⑦は,問題に真正面から取り組むというより,少しずれたスタンスからの提言だ。⑥は教育内容に「演劇」を取り込もう,⑦は,困窮者を救済するアプリの[システムを作ろうというものだ。

これらから政府の抱える問題が如何に扱いにくいかということがよく分かる。

企業についての⑤は,まさに私がこれから考えようとする「本丸」だが,イノベーションを支える要素が,トップダウンであるという発想はいただけないと思った。ただこれは感想に止めよう。ところで「日本生産性本部」は,「生産性向上」や「イノベーション」を主眼として活動してきた団体だが,一時期はなんて古いのという感じだったが,今また最先頭に躍り出た感じだ。その「調査研究の頁」を見ると,(サービス産業の)生産性,ITと生産性,余暇などの研究が並んでいて,私が考えるようなことは,誰でも考えるのねという感じだ。最新の「質を調整した日米サービス産業の労働生産」という論文は特に興味深いから紹介しておこう。)。

地域・家・個人を何とかしたいという③④⑧の提言は,都会における孤独な「学生」という立場にあるだけに,深刻な思いがあるのだろう。ただこの問題は,個と共同性の加減がむつかしい。地域の再生は多くの人が望むところだが,その手掛かりはどこなのだろうか。③④⑧を聞いただけでは,答えが出なかった。

あと学生たちが発表の後の質疑応答で,主催者(学者,実務家等。2世代くらい上かな?)の突っ込み,評価に,堂々と反論,ないし「言い逃れ」をしているのは,とても頼もしかった。実際,これだけのやり取りでも,発表内容をずっと立体的にとらえることができた。

この「政策提言発表会」は,私にとって間違いなく新鮮でとても興味深かった。ただ学生たちが,なにかにつけて「国の資格」を持ち出すのはいかがなものかと思った(ただ,発表の枠組みが「公共政策」であるのであればやむを得ないか。)。

いま私たちが抱えている問題解決の鍵は,イノベーション,及び社会全体の情報流通にあるのだと,改めて思った次第である。

湯坂道は冬山だった

「梅は咲いたか,桜はまだか」と浮かれていた私のお腹を見て,孫娘は「運動すること。お酒を飲まないこと。」と厳命する,指切りげんまんまでさせられた。

私もお腹のことはかねがね気になっていたので,本当に久しぶりだが,初心者のリハビリ山歩きコース,箱根の湯坂道に行くことにした。もう一年以上前だが,大山に行って,下りの階段でひざを痛くし(体重のせいだ!),山歩きから遠ざかっていた。
 
湯坂道は,箱根湯本から,湯坂山・浅間山・鷹之巣山を経て,芦之湯へ下り,箱根峠を経て三島に至る道だそうだ。阿仏尼の「十六夜日記」にも出てくる。

路箱根湯本の日帰り湯「和泉」のすぐ先から登り始める。歩くルートは,芦之湯に下るために国道一号線に出るのでそこのバス停で終わるか,直前で左折すると飛竜の滝を経て畑宿に下るのでそちらを行くかどちらかだ。いずれも帰りのバスを拾う問題があるし,少し歩く時間が短いので,湯坂道を往復してもいいなとも思った。すぐに,日帰り湯に入れるし。

湯坂道は,最初は荒れた少しきつい上りが続くが,30分くらいで湯坂城址の説明書きがあるところを通過すると,あとはほぼなだらかな上りで(ただし最後の鷹之巣山を挟んで,割と厳しいアップダウンがある。),誰でも楽しめる道だ。春の桜,秋の紅葉は最高だ。ゆっくり歩いて3時間のコースだ。

さて今回は少し雪が残っていることも考えられたが,上りだし,軽アイゼンはいらないないだろうと判断した。

やはり途中から雪が現れ,少し凍っているので,どうしても歩くのがゆっくり目になる。しかも,私はいつものトレランシューズだし…と言い訳するのは,途中で若者3人組がすたすた抜いていったからだ。「昔は上りでは,セミプロ以外には抜かせなかったのに,しかし彼らは,そうは見えないなあ。」とぶつぶつとつぶやくが,今日は先が長い。当然だが,雪は上に行くほど増えてきて,なかなか大変だ。

やっと。浅間山を過ぎたが(といっても,特に山頂はない。),鷹之巣山に向かう下りあたりから,強風が吹きつけるようになった。下は凍り,手袋も,耳当てもないので,厳冬の山歩きそのものだ。多分体感温度は零下10度くらいではないか。

鷹之巣山へは,急なⅠ00メートルくらいの上りがある。昔は,ここの上り下りは歩きにくくて本当に大変だった。少し前に,木の階段が設置されたので,ゆっくり登ればなんとかなったが,ここが前のままだったら,どうしただろうか。雪が予想されるときは,安全のために,軽アイゼンは持っていたほうがいいなあとあらためて思ったのであった。

国道一号線に出たが,引き返してもう一度湯坂道を下るなどは全く考えず,バスで箱根湯本へ。どうしても湯元前で,バスは動かなくなってしまう。出発点の日帰り温泉「和泉」に行く。単純泉だが「和泉」の湯は本当に気持ちがいい。

お酒も飲まず,3時過ぎには自宅に帰ることができた。